懇親会では オークビレッジ代表、今度白川郷に出来る自然学校の校長となられる稲本さんと少しだけお話させていただきました。
農業をやりますといったら、農業で食べていくのは大変だぞと激励?されてしまいました。
木工で2年修行してプロの道を目指す、という研修コースもあるそうでちょっと惹かれた…。
 
都留文科大学今泉先生訳のD.ソロー 「森の生活」を購入しました。
分厚い本なので、長野に行ってからゆっくり読もうと思います。
動物記のシートンや、「沈黙の春」のレイチェル・カーソン、M.ガンジー、マーティン.L.キング牧師といった偉大な人たちに大きな影響を与えてきた作家の名著とはどんなものか?楽しみです。
 
以下、ゲストのお話の中でメモした内容です。
「共生進化」
強者だけが生き残るのではなく、互いにバランスをとりながら。
今までの人間中心のやり方はもう限界に来ている。
2050年までに目処をつけないと、もはや手遅れになる可能性があるとも言われている。

森を手に入れるのは簡単。車一台の値段で森が買える。しかし買ってからどう利用し、管理するかが問題。

田舎で暮らしていくなら、何か特技を持つこと。
木工でも、翻訳でも、ITでも何でも良い。

里山という考えは、アメリカ及び他の国には無い。
里山の智慧は、自然と共生し、恵みを最大限に生かすもの。
1億人すべてが森の生活を送っても全く問題ない程、里山は大きなキャパシティを持っている。

エコロジー運動は、人間の本能に従って進めていかないと広まらない。
かっこよかったり、気持ちよかったり、人とのつながりがあったり。
自然に広まるようにしていくこと。

社会システムの改善を求めるよりまず、自分の思うところを実践してみる事。
田舎に行くと何だか取り残されるみたいな気分になるかもしれないが、これからはそういう時代。今は少数派で不安かもしれないが、先駆者は常にそうであった。

【全員がそうなる必要もないし、またそれは無理】
2割の人が変われば、社会は変わる。社会が変われば、残りの人たちも後についてくる。歴史はそのように動いてきた。